先日、サピックス6年では第2回志望校判定サピックスオープンが実施されましたが、Bタイプの結果が悪く、どう考えるべきか悩むという場合があると思います。
最初に結論を書くと、
- 第1回志望校判定サピックスオープンの結果と、第2回志望校判定サピックスオープンの結果トータルで判断した方が良い
- トータルで見たときに、AタイプよりBタイプの偏差値が5低い程度であれば、それだけで思考力重視の問題が向いていないと捉える必要はなく、今後の努力でカバーできる
です。
2019年に中学受験したうちの長男が良い例なので、ご紹介します。
長男の2018年第2回志望校判定サピックスオープンの結果
2018年に実施された第2回志望校判定サピックスオープンでの結果です。
4科目 58(A:62、B:52)
算数 57(A:62、B:51)
国語 55(A:62、B:44)
理科 61(A:62、B:56)
社会 56(A:52、B:58)
※偏差値は四捨五入
これだけ見ると、
「典型的なAタイプ問題が得意な子かな?」
と思われるかも知れません。
しかし、実際には、第1回志望校判定サピックスオープンでは4科目で60(A:56、B:65)という、Bタイプの方が圧倒的に高い結果であり、第1回と第2回では真逆の結果だったのです。
この結果から言えること
このような結果であった長男でも、最終的に御三家中に合格できた訳なので、1回の結果だけをもって、思考力重視の学校は向いていないと判断をする必要はないと思います。
第1回と第2回、両方ともBタイプがAタイプより偏差値で10以上悪いといった、明確に悪い場合にはじめて、思考力が必要な問題は苦手かも知れないと考えるのが良いと思います。
また、思考力重視の問題を多く出す学校はありますが、難関校の中ではイメージ程は大きな差はないと考えています。
Bタイプがやや苦手という程度であれば、志望校の問題の特徴に、今後参加するSS特訓で慣れていくことによってカバーできると考えています。
ちなみに、うちの長男のタイプとしては、
- 簡単な問題を取りこぼしなく解いていくような、平均点が高いテストでは偏差値が伸びない(一定割合でミスがあるため)
- 一方、高難度の問題が得意という訳でもなく、正答率が30%~50%くらいの中難易度の問題が多い方が偏差値が高く出る
- 結果として、正答率80%くらいの簡単な問題+正答率10%くらいの難問ばかりで構成されたテストでは差をつけることができないため偏差値が低く出る
のような傾向がありました。
つまり、Aタイプ、Bタイプのどちらも明確に得意とは言えないが、強いて言えばBタイプの方が若干得意という感じでした。
参考にしていただければ。