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TOMAS(トーマス)におけるサピックス併用の割合

サピックス

以前から、サピックス生でTOMASを併用している子が結構いると聞いていました。

ちょうど、先日のTOMASのチラシに難関校の合格者が掲載されていたので、さぴあ3月号に掲載されている合格者と突合することで、どの程度がサピックス併用なのか調べてみました。

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基礎情報:サピックスの合格者のうち「さぴあ3月号」に掲載される割合

例年、さぴあ3月号には、難関校に合格したサピックス生が掲載されていますが、合格者全員が掲載される訳ではないので、どの程度の割合が掲載されるのかを調べてみます。

前述のTOMASチラシに掲載されている学校を対象とします。

2020年「さぴあ3月号」の掲載者数と合格者全体に占める割合
  • 麻布:94名(合格者数183名の51%
  • 桜蔭:110名(合格者数172名の64%
  • 女子学院:74名(合格者数148名の50%

大体、合格者の5割が掲載されているということですね。

撮影は合格発表後に実施されていますが、撮影に参加した人は基本的に掲載されているはずなので、掲載されていないのは、撮影に参加していないということです。

撮影に参加していないのは、経験から以下のような理由だと考えられます。

  • 第一志望校ではないので、合格を確認してすぐに帰った
  • 写りたかったけど、どこで撮影しているか分からなかった(合格発表後しばらくしてから撮影するので、早く帰りすぎた?)
  • そういう撮影があるのを知らなかった

TOMASのチラシに掲載されている合格者の中でサピックス生はどれくらい?

今回のチラシには合格者として6名掲載されていましたが、そのうち1名はさぴあ3月号に掲載されていない学校だったので、残りの5名を対象とします。

結果、5名のうち3名、つまり60%は、さぴあ3月号に掲載されており、サピックス生であることが分かりました

さぴあ3月号に掲載されているのは合格者の50%程度であることを勘案すると、残り2名のいずれか、または両方がサピックス生である可能性も考えられます。

また、昨年のTOMASのチラシ掲載の難関校合格者にも、サピックス生が含まれているので、今年だけ偶然という訳ではなさそうです。

これらの結果からの類推ですが、TOMASの難関校合格者のうち、50~70%程度はサピックス併用なのではないでしょうか

TOMASは必ずしも難関校志望ばかりではないはずなので、あくまで難関校合格水準にある生徒の中では、それくらいの割合ではないかということです。

この調査から言えること

TOMASの難関校の合格実績は、TOMASだけに通って実現したものではなく、他塾との併用によって実現したケースが少なからず含まれる」ということが言えそうです。

逆に、サピックスの合格実績にも、一定数はTOMASなどの個別指導塾との併用が含まれるということです。

サピックスとTOMASを併用するケースでは、サピックスの授業で分からなかった部分を、TOMASの個別指導で補う使い方をしていると推測されますが、そういう組み合わせが効果を上げ、実際に難関校合格を勝ち取っているということを示しています。

その併用パターンは、6年生では月額10万円以上かかるので、まさに「中学受験は課金ゲー」を地で行くパターンと言えます。

これから塾を検討する場合には、これらのことも理解して検討するべきでしょう。

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